三種町成年後見支援センターでは、ひろく成年後見制度や、日常生活自立支援事業など権利擁護について普及啓発するため、事業所様へ出張研修会を行っております。
12月は、㈱ジェイエイ山本葬祭センター様よりご依頼いただき、研修会を行いました!

㈱ジェイエイ山本葬祭センター様は、様々な葬儀に関わる中で、成年後見人が関わる火葬埋葬をいくつか担当したことがあるようです。
その際、「これから、成年後見制度を必要とする人が、地域に増えるのではないか。」
「まずは学んでみよう!」との思いがあったようで、今回の実施に至りました。
当日は、約30名の職員の方々にご参加いただきました。
葬儀関連の会社様であるため、研修会の内容は、被後見人が亡くなった際に成年後見人ができること、できないこと、やむを得ず対応せざるを得ない現状があること、などを中心にお話させていただきました。

基本的に、被後見人が亡くなると、成年後見人の任務は終了します。
亡くなった後のことは、親族が対応するのが一般的です。
しかし、死亡後に対応できる親族がいない場合、火葬埋葬や生前かかった費用に関する事務(死後事務)を行う者がいない、という問題が発生します。
この場合、成年後見人は、生前関わっていた経緯から、死後事務への関与を拒むことが難しい場合があります。
このような状況や、平成28年の民法改正、市町村の義務、能代山本圏域の成年後見制度に関する現状と課題、などについてお話させていただきました。

終了後、質問しに来て下さる方もいて、みなさん熱心に学んでくださいました。
成年後見人の性質や、死後に関わることが増えている現状など、共有することができたのではないかと思います。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
当センターでは、このような研修会をご希望にそって開催します。
主に三種町近辺の福祉事業所様からのご相談もお待ちしております。
